2011/02/01

QUEMADILLO(ケマディーヨ)


前回お話したケマディーヨという飲み物について、日本ではたぶんあんまり知られれてないと思うから紹介します。

スペインで有名な飲み物といえば、’サングリア’ですが、これは南の暑い地域で特に飲まれるもの。フルーティーで夏にはぴったりですよね。でも、冬には冬にぴったりの飲み物があるもの。もちろんスペインでも、フランスで有名なホットワインも飲まれますが、みんなが集まる焚き火会などで最後に締めくくるのが、ラム酒を使った’ケマディーヨ’になるわけです。この飲み物、名前のまんまで’QUEMAR’(ケマール)という燃やすという動詞からきています。写真にもあるように、直接火をつけてアルコールをとばすので、ラム酒が入ってても女性にも飲みやすい飲み物なのです。

さて、作り方ですが、ラム酒を温めて、火をつけアルコールをとばした後、温めた牛乳、砂糖、レモンの皮、コーヒー豆、好みでシナモンのスティックなどお好みで。


結局、アルコールはおとんどとんでるので、甘い牛乳にラム酒の風味がある、とても美味な飲み物なのです。是非、寒い冬に試してみてください。


2011/01/28

SAN VICTORIÁN (サン ビクトリアン)



1月12日は聖ビクトリアンに日で、この日は仲間内でいつもサンビクトリアンという’聖ビクトリアン修道院’跡地にて、パエリアパーティーをして祝うということで、今年初めて参加しました。

カトリックに国には毎日サント(聖人)の名前がついてて、日本でも有名なヴァレンタインデーもスペインでは聖ヴァレンタインの日になり、もちろん愛に関する聖人なので、夜のレストランはカップルで埋まるのもここでも同じです。そのように、日本の神道のようにお金や健康などそれぞれにちなむ神様がいるように、各聖人もそれぞれその聖人にまつわる話から目にいいとか、女の人に関するとかあるのです。

だから各村の祭りもだいたい聖人の日にまつわるもので、たとえばアインサの冬の
村民の日は聖サンセバスチャンの日です。なんで、その聖人の日になってるかは知らないけど、それぞれの祭り、それぞれの聖人を祭るものなのです。

さて、聖ビクトリアンが何にちなむ聖人かは分かりませんが、とにかく内輪でのお祭
りで、この聖ビクトリアン修道院は今は廃墟になっていて、改装工事が始まるんだか、遅延してるんだか、とにかく廃墟のまま、長い年月が。その隣で、みなで手分けして、机やいす、パエリヤのなべや材料を持ち寄り、朝からビール片手に、つまんで飲んで。パエリヤを食べるころにはもう4時ころのなっていたけど、パエリア前にいろんなものつまんでたので、結局パエリヤはそうとう余ってしまいました。


昼後はいつものように、おじさんたちの民謡タイム。日が沈むまで続き、2次会は近くにあるバルで、ケマディーヨという冬の定番の飲み物を飲みながら、、また宴会。とりあえず、丸1日飲んで食べて、歌ってと濃く過ごしました。







2011/01/22

焚き火会




スペインの各村ではだいたい夏と冬にそれぞれお祭りがあり、それぞれ村民の日として村で働いてる人にとっては祝日になります。

冬のお祭りの定番と言えば、焚き火。AINSAでは1に祝日含めて3回焚き火をする日があって、今年はその1つに参加しました。写真はあいにく去年のものだけど、だいたい同じ感じなので。

アインサの広場の中央に焚き火をセット。前日に山に採りに行ったまきを組み、村の老人の指示の元、点火。

冬の寒さは半端ないけど、みな焚き火に近寄って、外でも何とか楽しめるのです。そして、やっぱり寒さには、暖かい、カロリーの高いものも一緒に。村の肉屋で買ったソーセージ類を網にのせて、他にもつまみにスペイン風ジャガイモオムレツやチーズ、サラダも持ち寄りで。内輪で、とても楽しんじゃいました。



2011/01/21

MATANZA DEL CERDO(豚の蓄殺)

今年も行ってきました、といっても去年の年末になるのですが、友達が恒例に行うMATANZA(日本語で言うと蓄殺ということらしいです)です。スペインでは、昔、日本も家で鶏を飼ってたように、豚を飼っていて、冬になるとそれをソーセージなどの加工食品として家庭のたくわえとしていました。だから、スペインには、豚の加工食品が山のようにあるのです。日本で、魚は捨てるところがない!というのと一緒で、スペインでは豚には捨てるところがない!というのがスペイン人の口癖。昔の豚は脂がたくさんある種がたくさんあったらしいけど、今は人々が健康に気を使うようになったので、脂が少ない豚が主流らしいです。ちなみにこの豚、5月くらいに子豚を購入して、それをここまで友達が育て上げたもの。とにかく自分の畑も持ってるので、そこで無農薬に育て野菜を食べて育てられるので、そのお肉はとにかくスーパーではお目にかかれない、贅沢なお肉なのです。

今は、豚を飼う家なんて本当にまれになってしまったし、衛生上どの家でも豚を殺して肉にする、というのは簡単ではないらしい。というわけで、年に1回友達の行う蓄殺には、昔を懐かしむ経験豊富なおじいさんが楽しみに来て、助言や自分の経験談などを語り合うのです。

朝8時に集合。まずはスペイン定番の腹ごしらえタイム。豚を目の前に、ベーコンやソーセージの豚肉食品とパンとワイン。現場には去年とほぼ同様の顔ぶれだったので、みな私を覚えていてご挨拶。もちろん紅一点です。伝統的には、女の人も蓄殺には参加して、豚の血の処理や、男の人達が豚を殺した後の、肉の加工品を作るのが役目なのですが、ここは例外です。すべてを男たちの手で行います。


今年も2頭の豚を。蓄殺の過程をすべて写真やビデオにおさめたけど、すべての人達に見られるものでもないので、少しだけ。2頭ともとてもスムーズに処理され、丁寧に毛も処理、その後各パートに分解され、午後は内臓処理を行いました。昔はそのままソーセージなどにすぐ調理されたのですが、今は衛生上、肉のある部分を獣医に持って行き、健康な肉であるか検査しないと食べてはいけないことになっているので、それまでは加工されないのです。今年は1日だけしかいられなかったので、その加工現場には参加できなかったけど、去年は4日間かけて参加しました。後日、たずねたときには倉庫にたくさんのソーセージ類がつるされていました。


お昼はみんなで、友達が経営するホステルの食堂で。私が何よりも大好きな、自家製プリンもあり、大満足。とにかくこのプリン、自宅の鶏の卵をふんだんに使ってる分、濃厚でホントに美味しいのです。毎回、このプリンは欠かさずいただきます。蓄殺は昔は各家にとってお祭りだったそう。豚を殺してから加工するまで、相当な仕事だから、親戚みんなが集まって行っていたので、みんな集まって、飲んで食べて、スペインではみんなが集まればもう宴会です。この家も、親戚ではないけど、毎年その時しか会えない友達同士のイベントなので、お昼はとにかく食べて、しゃべってとにぎやかでした。


2011/01/20

RESTAURANT COLIBRI (レストラン コリブリ)

aperitivo

バジルのキャビア、モッツァレラとトマトのシャーベット
ヤマウズラのマリネとタラのペースト、ビートのソース

ホタテとカリフラワーのクリーム、12種の野菜のソースがけ


スズキと野菜のミント炒め、ごまとしょうゆ風味のソース

子豚の柔らかオーブン焼き、チーズコロッケと洋ナシ添え

今いるコリブリレストランを紹介。コリブリとはちなみに日本語でハチドリという鳥を意味します。なんでもすごく小さな鳥で、移転する前のレストランは相当小さくてそこから来たのでは、と勝手に私は考えています。

今のレストランは、全然小さくなくて、スペースを贅沢に使っている分、隣の人の会話が聞こえず、ゆったりと食事ができます。初めて行ったときは、その高級感あふれる内装にちょっとビクビクしたけど、威圧感がないので心地よくいられたし、料理も1つ1つ変なテクニクなしに、どれもはずれなく美味しく食べられたことに、コリブリのファンになりました。

スペイン料理をベースに、アジアや外国の食材や調味料などを組み合わせてるので、ただスペインレストランに行ったというのではなく、違った味も一緒に楽しめるのです。

まだまだ興味深いお皿はたくさんあるので徐々に紹介していきたいと思います。

バルセロナに来た際は是非!日本語は無理だけど、英語は通じます。








2011/01/09

トリュフ


12月のクリスマスシーズンからどたばたとして、随分更新してませんでしたが、新年を迎え、またできるだけ頻繁に更新していきたいと思います。

11月よりバルセロナの”colibri"(コリブリ)というレストランでお世話になっていて、今はたまにピレネーの村に帰ってるものの、拠点はバルセロナに。

ここで、村ではたまに黒トリュフを出してたものの、私もちゃんと向き合ったことはなく、みんなが言うほどの関心は持ってませんでした。たとえば、マツタケを知らない人に、マツタケの価値を教えるような感じですかね。

ここ、コリブリではリッチなお客さんもいっぱいくるせいか、結構トリュフをオーダーしてきます。トリュフはオプションで追加できるのです。

白トリュフはとにかく高価で、箱から出した瞬間から匂いがキッチン中に広がほど。なんでも、牛乳やチーズ、卵料理と非常によくあうとか。レストランでは、鶏がらベースのクリームリゾットの上に乗せてました。

そして、黒トリュフははバリエーション豊富で、どういう料理にも使えるらしいです。さらに、値段が白トリュフよりも安い分、ふんだんに使えるのがいいところ。特別にジャガイモのパルマンティエスープに細かく砕いた黒トリュフ、そして上にポーチドエッグというお皿を作ってくれたときは、そのトリュフの歯ごたえを初めて楽しませてもらいました。


ここに来てから、いろいろ味見させてもらってるトリュフですが、私が最高に美味しいと思った食べ方は、贅沢ですが、スペイン風目玉焼き(たっぷりのオリーブオイルで作る目玉焼き)の上に白トリュフを乗せた一皿。とにかく贅沢な目玉焼き。でもシンプルだからこそ、トリュフのよさもすごく見えた気がしました。たまに、あまりの匂いの強さに酔うほどですが、この目玉焼きとの組み合わせは、トリュフの匂いがとにかくすんなり、心地よく楽しめるのです。

日本では決して食べることのない材料を、今は贅沢にもお目にかからせてもらってます。

2010/11/30

朝食 en LA BOQUERIA


またまたやってきました。ボケリア市場。

今回の朝食はココ、EL QUIM(エル キム)です。とても小さなバルだけど、実はとても有名らしく、店には有名人との写真がたくさん飾ってあります。店の由来は、ここの店主の呼び名がキムさんとのこと。まるで韓国人のような呼び名だけど、カタルーニャ地方では良くある愛称らしいです。


ここでの名物は何でも前にも紹介したCALLLOS(カヨス)、牛の胃の煮込みです。それにフライドポテトも一緒にオーダーし、ソースに浸しながらいただきました。いやな臭いがまったくせず、あっさりめの味。飽きずに食べられるカヨスでした。もちろん美味しかったです。


そして、もう1品は友達の大好きなハム入りオムレツのトマト塗りのサンドウィッチです。何でも子供のころから食べている母の味なのだとか。日本ではスペインハムをふんだんにオムレツに入れちゃうなんて考えられないけど、さすがハムの国。けちらずたっぷり入って、贅沢なオムレツ、プラス、トマトがぬってあるパンなので、ぺろりといただいちゃいました。

朝の9時半のバルのバーは人で埋まってました。